1972年(昭和47年)12月15日、日本とセネガルの共同提案により国連総会で「世界環境デー」が制定された。国際デーの一つ。英語表記は「World Environment Day」。
1972年(昭和47年)のこの日、スウェーデンのストックホルムで開催された「国連人間環境会議」で人類のための「人間環境宣言」が採択され、環境問題に関する専門機関である「国連環境計画」(United Nations Environment Programme:UNEP)が創設された。
「世界環境デー」は、これを記念したものであり、毎年、環境問題に関連したテーマを掲げ、世界中の国や地域の環境問題に対する政策を促進する日となっている。
日本では、1993年(平成5年)に「環境基本法」でこの日を「環境の日」と定めた。事業者、国民の間に広く環境の保全についての関心と理解を深めるとともに、積極的に環境の保全に関する活動を行う意欲を高めることを目的としている。
この日を含む6月5日~11日を「環境週間」、6月1日~30日を「環境月間」「海洋環境保全推進月間」としている。これらの期間には、環境省や地方自治体、企業などによってポスター作成、環境美化運動、環境問題をテーマにした環境セミナーや展示会などのイベントが各地で実施される。