兵庫県淡路市で「吹き戻し」を生産・販売する株式会社「吹き戻しの里」が制定。
日付は「吹き戻し」の形が「6」に似ていることから6月6日に。吹き戻しの楽しさを多くの人に知ってもらうことが目的。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
なお、「吹き戻しの日」を9月9日とする情報もあるが、その構造上からも6月6日が正しい。当サイトでも、「日本吹き戻し保存協会」が9月9日を記念日に制定したと過去に記載していたが、同協会の活動停止に伴い、9月9日の記念日は廃止されている。
吹き戻しとは、縁日などでよく見掛けられる笛の玩具である。別名として、巻き取り、巻き笛、ピーヒャラ笛、蛇笛、ピロロロ、ピロピロ、ぴろぴろ笛などとも呼ばれる。英語ではBlowouts、Party hornと呼ばれる。生産量では兵庫県の淡路島が日本一を誇っている。
吹き戻しは、プラスチックの吹き口とつぶれて丸まった紙筒からなる。息を吹き込むとピーという音が鳴りながら紙筒がスルスルと伸び、吹くのを止めるとクルクルと戻ってくる。クルクル戻る仕掛けは、丸まった紙筒の中に、しごいて巻き癖を付けた細い金属の線材が入っていることによる。
紙筒が1本のものが普通だが、中には2本や3本、それ以上に分かれているものも存在する。また、動物や鬼の面が付いたものや鼻眼鏡にも応用される。ユニークな音や見た目から子ども用の玩具のほか、パーティーや宴会芸にも用いられる。