1946年(昭和21年)のこの日、フランスのデザイナーのルイ・レアール(Louis Réard、1897~1984年)が、世界で初めてビキニ・スタイルの水着を発表した。
記念日の名称は「ビキニの日」の表記も確認できる。
「ビキニ(bikini)」の名前は、その発表の4日前(7月1日)にアメリカが原爆実験を行った太平洋中西部にあるマーシャル諸島の「ビキニ環礁(Bikini Atoll)」に由来する。それより前に発表された大胆な水着は「最も小さい」という意味で、フランス語の「原子」に由来して「アトム(atome)」と呼ばれた。
ビキニ・スタイルは、ブラジャーに似たトップスと短いパンツ(ボトム)の組み合わせによるセパレート型の女性用水着である。その当時、「最も小さい水着」として発表された。肌の露出度が高く、あまりの大胆さから当初はあまり着用されず、アメリカでは1960年代初頭まで一般的なビーチでは着用禁止とされていた。
それでも現在のビキニ・スタイルに比べれば、地味なものであった。日本には1950年(昭和25年)から輸入されたが、ごく一般的に着用されるようになったのは1970年代になってからである。
関連する記念日として、3月1日は「ビキニ・デー」となっている。この記念日は水着のビキニは関係なく、1954年(昭和29年)3月1日にビキニ環礁で行われた水爆実験に由来する日である。