奈良県天理市に本部を置く、特定非営利活動法人つむぎが制定。
親の75歳という節目を祝い、感謝を伝え、思い出作りとともに今後について話し合う機会をつくることが目的。子どもが親の様子に意識を向け、親自身も老後を楽しく元気に暮らすためのプランを考えることで介護予防や介護離職の防止につなげ、賛同する企業の取り組みで地域経済の活性化を目指す。
日付は75歳が健康寿命の平均に近づく重要な時期で、将来の備えをすることが大切との思いから7月5日を記念日としたもの。記念日は2025年(令和7年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
特定非営利活動法人つむぎの活動として、高齢化社会における家族間コミュニケーション支援、介護と仕事の両立支援のための啓発活動、地域活性化に向けた企業連携プログラムの推進などが挙げられる。
この記念日を提唱することで、家族の絆を未来へとつむぐ文化づくりを推進する。「75の日」は、健康な生活の節目となる75歳という年齢に着目した新しい文化的取り組み。日本人の平均して健康に暮らせる期間(男性72.68歳、女性75.38歳/2024年データ)を考慮すると、75歳前後は生活スタイルや健康状態の変化が顕著になる重要な転換期である。
しかし、「将来の備え」や「介護」という言葉のマイナスイメージから、多くの家族がこれらの話題を避ける傾向にある。「75の日」は、こうした重要でありながら話しづらい話題へのアプローチを変え、以下の4つのような価値を提供する。
①家族間の対話促進:親世代と子世代が自然に将来について話し合うきっかけを作る。②ポジティブな未来設計:「介護される/する」ではなく、「どう生きたいか」という前向きな視点での対話を促す。③早期準備の意識醸成:健康なうちから将来の備えについて考え、準備する文化を育む。④地域との連携強化:地域社会や企業と連携した支援の仕組みづくりを進める。
特に注目すべきは、この取り組みが単なる家族内の問題解決だけでなく、地域経済の活性化にも寄与する点である。賛同企業との協働により、高齢者とその家族を支援するサービスやプロダクトの開発・普及を促進し、新たな市場創出も視野に入れている。
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