鹿児島県東串良町に本社を置き、なまずの生産・養殖などを行う日本なまず生産株式会社が制定。
日付は「な(7)まず(10)」と読む語呂合わせから。一部の地域で蒲焼きにして食べられているなまず。なまずを食べると産後の肥立ちが良いとも言われ、暑い夏のスタミナ食としてふさわしいことから日本固有の真なまず(日本なまず)を幅広い世代に食べてもらうことが目的。記念日は2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
なまず(鯰)は、ナマズ科に属する硬骨魚類の一種で、日本・中国・朝鮮半島・台湾など、東アジアの河川や湖沼に生息する肉食性の淡水魚である。
江戸時代より日本食文化を支えてきたニホンウナギは2013年(平成25年)に絶滅危惧種に指定され、価格も高騰している。ウナギの味覚をそのままに、安い素材を追求した結果、同社は「なまず」へ辿り着いた。
なまずは、泥臭いイメージが強く、その見た目からも敬遠されがちだが、淡泊でクセのない白身で、様々な料理に適応する万能で美味しい食材である。日本では天ぷら・たたき・蒲焼き・刺身などの料理に用いられる。
同社は、徹底管理された養殖池で、孵化から出荷までの完全養殖を実現した。安心・安全でウナギのように美味しい「雅なまず」の安定した市場への供給を目指している。