東京都豊島区巣鴨に事務局を置く一般財団法人・日本データ通信協会(Japan Data Communications Association:JADAC)の「迷惑メール相談センター」が制定。
日付は「迷惑メール相談センター」が開設された2002年(平成14年)7月10日から。近年、架空請求メール・詐欺メールなどの迷惑メールが増加し犯罪被害が拡大していることから、その予防のために利用者のリテラシーの向上と、防止技術の普及と促進を図ることが目的。記念日は2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
パソコンで迷惑メールをブロックするためには、主に3つの対策があり、①プロバイダの提供するフィルタリングサービスを利用する、②セキュリティソフトの迷惑メール対策機能を利用する、③迷惑メールブロック機能を持ったメールソフト・アドインソフトを利用する、ことが有効的である。
また、スマートフォンを守るためには、①OSを最新版に更新する、②迷惑メールフィルターを利用する、③ウイルス対策ソフト(アプリ)を利用する、④Androidアプリを入手する時には安全性について慎重に検討する、などの対策が挙げられる。
「迷惑メール相談センター」では、迷惑メールを受信してお困りの方からの相談を受けて、その対策などのアドバイスを行うとともに、皆さまから提供いただいた違反メールの情報を基に、総務省へ報告し、違反送信者に対する改善命令、ISPによる迷惑メールの送信停止措置に役立てるなど、「違反メールを送信させない、受信しない」環境作りに取り組んでいる。
日本データ通信協会は、データ通信の健全な発展を図り、日本の経済社会への貢献を目的として、ユーザー団体・コンピュータメーカ・電気通信事業者などにより1973年(昭和48年)12月に設立された。1985年(昭和60年)度からは、国家試験として制度化された「電気通信主任技術者試験」及び「工事担任者試験」を実施し、現在は「情報セキュリティの確保」と「情報通信に関する人材育成」を大きな2本の柱に、各種事業を展開している。
「情報セキュリティの確保」に関しては、迷惑メール・個人情報保護問題などに対し、「迷惑メール相談センター」「電気通信個人情報保護推進センター」を開設するなど、情報収集・調査・分析を行い、安全・快適な利用環境作りに邁進している。
リンク:日本データ通信協会