日本ヒートアイランド対策協議会の日(7月10日 記念日)

兵庫県加古川市に事務局を置き、ヒートアイランド現象に対する対策を行い、都市環境に貢献する一般社団法人・日本ヒートアイランド対策協議会が制定。

日付は暑さが厳しくなり熱中症が急増する時期で、「ヒー(7)ト(10)」と読む語呂合わせから7月10日を記念日としたもの。

ヒートアイランド

地球温暖化が進む中、都市部のヒートアイランド現象は、熱中症による死亡者が急増するなどますます深刻化している。その対策を専門的な工事の分野で解決を目指す同協議会の記念日を制定することで、意識の啓蒙を図るのが目的。

記念日は2024年(令和6年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

ヒートアイランド(heat island=熱の島)現象とは、ビルやアスファルトなどの熱の吸収、排気ガスやクーラーなどの人工的な熱の放出などによる気温の上昇によって都市の気温が周囲よりも高くなる現象のこと。気温の分布図を描くと高温域が都市を中心に島のような形状に分布することから、このように呼ばれるようになった。

ヒートアイランドは日本語では都市温暖化または都市高温化と訳される。関東地方の場合は、東京都市圏を中心に高温域が広がっている。都市化の進展に伴って、ヒートアイランド現象は顕著になりつつあり、熱中症などの健康への被害や、感染症を媒介する蚊の越冬といった生態系の変化が懸念されている。

日本ヒートアイランド対策協議会

一般社団法人・日本ヒートアイランド対策協議会(Japan Heat Island Conference)は2015年(平成27年)2月12日に設立した団体。ヒートアイランド現象対策という視点から東京、地方都市、更には世界における都市環境に貢献できる組織に発展させるべく志をーにする企業や個人を中心に発足した。

同協議会は、ヒートアイランド現象を抑制するため、舗装工事・塗装工事・左官工事・屋根工事・板金工事などの分野におけるヒートアイランド対策に効果のある適合製品の使用及び技術をもって専門的に解決を行うことを目的とする。

目的の達成のために事業として、ヒートアイランド対策に関する展示会・技術発表会・講演会・講習会の企画及び運営、ヒートアイランド対策商品の研究開発及び商品・資材の普及及び啓発、対象事業の受注計画書の作成、ヒートアイランド対策の海外進出支援を手がける。

ヒートアイランド対策として、人工排熱(顕熱)の削減や施設の風通しへの配慮、屋上や壁面の緑化、敷地内の樹木緑化、敷地内の自然被覆化、屋上の高反射率化、打ち水の実施などが挙げられる。

関連する記念日として、8月に「打ち水の日」があり、熱した日本列島を冷やすための「打ち水大作戦」が実施される。

リンク日本ヒートアイランド対策協議会Wikipedia

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カテゴリー「7月の記念日」「今日は何の日

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