大阪府大阪市中央区に本社を置き、日用品・輸送機器・アパレル商品に使用されるパーツ(付属品)などを扱う商社のモリト株式会社が制定。
日付は「パー(8)ツ(2)」と読む語呂合わせから8月2日としたもの。いつも脇役のパーツを主役にする日という意味で「ハッピーバースデー」に掛けた記念日名になっている。
普段気が付かないところにある様々なパーツが私たちの暮らしを支えている。その小さなパーツに誇りを持ち、新商品の開発を手がける企業・研究者の存在とともに、日本のパーツの素晴らしさを多くの人に知ってもらうのが目的。
記念日は2023年(令和5年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
モリト株式会社は1908年(明治41年)6月1日に創業、1935年(昭和10年)12月17日に設立した会社。資本金は35億3249万2千円、売上高は連結で485億2900万円、従業員数は60名となっている。
同社は1908年に創業者・森藤寿吉が大阪市西区靭町の山野カバン店の店頭を借りて、ハトメ・ホックの仲買商を開業したことに始まる。
創業理念は「積極・堅実」で、これは創業期より培われてきたモリトの精神である。「自ら進んで判断・行動することで、確実に成果をあげることができる」という意味を表している。経営理念として「パーツでつなぐ、あなたとつながる、未来につなげる」を掲げる。
同社はハトメ・ホック・バックル・マジックテープ・靴のアッパー材・靴ひも・自動車マットエンブレムなどのパーツを世界の様々なジャンルのブランドに供給している。また、アパレル関連・バッグ等製品の企画・生産も行い、自社ブランドも世界で展開している。
同社の強みとしては、日常生活に欠かせないもののパーツを扱っているため、流行・景気に左右されにくく、継続的に販売ができるビジネスが多数ある点が挙げられる。官公庁向けの商品などもあり、ニッチ分野でありながらも多彩なアイテムで高シェアを獲得している。