山口県防府市役所に事務局を置く、防府市離島活性化実行委員会が制定。
野島(のしま)は、防府市の東南約15kmの瀬戸内海にある周囲約3kmの離島。世帯数は60世帯、人口は83人。瀬戸内海国立公園の一角を占めており、美しい自然景観と釣りのポイントが多いことで知られる。
日付は「いつまでも笑いを忘れずに楽しく暮らしたい」との願いを込めて笑い声のハ・ハ・ハにちなみ、平成8年(1996年)8月8日に住民により「大笑い観音」が建立されたことから。
この日を中心としてイベントを開催して、さらなる交流人口の増加と地域の振興が目的。記念日は2021年(令和3年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
野島に人が住み始めたのは鎌倉時代末期という説があり、島の開発が行われてきた。江戸時代には徳山藩領であり、寛延頃の記録によると家48軒、人口210人、漁船20隻となっている。
現在、防府市の三田尻港(みたじりこう)から野島へ定期船が出ており、「野島の日」の制定を記念して、定期船乗船券(往復)が300セット限定で販売される。