八天堂の日（8月10日 記念日）
広島県三原市に本社を置き、「くりーむパン」をはじめとした様々な商品の製造・販売を手がける株式会社八天堂が制定。
日付は「はっ（8）てん・どう（10）」（八天堂）と読む語呂合わせから。その名前は昔から地元にあるお堂「八天堂」のように愛されるお店にしたいとの思いから名付けられたもの。
同社は「お客様・関わっていただく方の笑顔のため」食を通じて貢献することを目指しており、記念日の制定で八天堂をさらに多くの人に知ってもらうとともに、日頃の感謝の気持ちを表すのが目的。記念日は2022年（令和4年）に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
同社は1933年（昭和8年）に初代・森光香が広島の三原に和菓子屋として創業した会社である。その当時、アメリカに端を発した大恐慌の影響を受けて暮らしが苦しくなっていく中、「甘くておいしい和菓子を通じて、少しでも周りの人たちを元気づけたい」という想いでお店を開いた。
戦後になると、西洋文化が浸透したことで、八天堂も「和」から「洋」へと変化のときを迎えた。初代の思いを受け継ぎながら、時代に沿った新しいお菓子が次々と生まれた。長年受け継いだ「和」と「洋」の技術を融合させ、生まれた「くりーむパン」は、広島から全国へ、さらに海外へと広がっている。
八天堂を代表する商品の冷やして食べる「くりーむパン」は、「とろけるくちどけ」にこだわって生まれた、自然本来の味わいを大切にし、安心安全に創られたやさしいパン。柔らかくって、頬張るとしっとりふんわり。程よい甘さのクリームもたっぷりと。ひとくち食べれば、大人も子どもも、「ふふっ」と微笑み、自然とやさしい気持ちになれる。
「くりーむパン」の種類には、「塩バター」や「生クリーム＆カスタード」「小倉」「抹茶」「チョコレート」「カスタード」の他に、季節限定商品の「ミルクティー」や「あまおう苺」「マロン」「あんバター」「ショコラベリー」など様々ある。ふわふわ、しっとり。きめ細かい生地がクリームと溶けあう。
