東京都中央区京橋に本社を置き、チョコレート菓子「きのこの山」を発売する株式会社明治が制定。
日付はチョコレートの部分を縦に2つ並べると「8」に、クラッカーの部分を2つ横に並べると「11」になることと、国民の祝日「山の日」に合わせて「山」の名前がつく商品に親しんでもらいたいから。
1975年(昭和50年)に誕生した2種類のチョコレートとサクサクしたクラッカーの絶妙な食感が人気の「きのこの山」をさらに多くの人に味わってもらうことが目的。記念日は2016年(平成28年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
2020年(令和2年)は開催予定であった東京オリンピック・パラリンピックの影響で、国民の祝日「山の日」が8月10日に移動することから、2020年に限り8月10日を「きのこの山の日 2020」として追加で記念日を制定した。
しかし、東京オリンピック・パラリンピックは新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的流行を受けて、翌2021年(令和3年)に開催が延期された。これに合わせて2021年に限り、国民の祝日「山の日」となる8月8日を「きのこの山の日 2021」として記念日を制定した。
また、姉妹品でありライバル商品でもある「たけのこの里」の記念日は3月10日で「たけのこの里の日」となっている。これは「たけのこ」の旬が3月で、また「さ(3)と(10)」(里)と読む語呂合わせに由来する。
「きのこの山」と「たけのこの里」は、明治のロングセラー商品であるが、同社は「山」と「里」を入れ替えた「きのこの里」と「たけのこの山」という名称も商標登録を行っている。これらは実際に商品があるわけではないが、類似品が出回るのを防ぐためであり、特許庁により問題なく登録された(関連記事)。
「きのこの山」の商品ラインナップとして、「きのこの山」の他に、香ばしい玄米粉を入れたサクサクのクラッカーと、甘さひかえめのミルクチョコレートが特徴の「厳選素材のきのこの山」や「きのこの山 いちご&ショコラ」、期間限定品の「きのこの山 安納芋」などがある。
チョコレートとサクサクとしたクラッカーの組み合わせが美味しい「きのこの山」だが、2023年(令和5年)7月25日にクラッカー部分だけが楽しめる「チョコぬいじゃった!きのこの山」が期間限定で発売された。
「きのこの山」のクラッカー部分だけがたっぷり約60本入っている。そのままパクパク食べられるのはもちろん、アイスにのせるなど様々なアレンジも楽しめる。暑い夏にぴったりな商品となっている。