大阪府大阪市中央区に本社を置き、医薬品・医薬部外品・芳香剤・衛生材料などの製造・販売を行う小林製薬株式会社が制定。
同社の製品である歯間清掃具の「糸ようじ」が1987年(昭和62年)11月に誕生し、2017年(平成29年)に30周年を迎えたことを記念したもの。日付は「歯(8)と歯(8)の間に糸(1)」が通っているように見えることから。より多くの人に歯間清掃を習慣化してもらうことで、健康的な口腔環境を維持して欲しいとの願いが込められている。記念日は2017年に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
「糸ようじ」は、欧米で歯間清掃具として主流であった細い糸の「デンタルフロス」と、日本人が慣れ親しんだ「つまようじ」を一体化させたものである。新幹線の車内で外国人女性が人目を避けるようにしてデンタルフロスを使っているのを小林製薬の社員が見かけたことが開発のきっかけとなった。
そして、子どもから高齢者まで、不器用な人や忙しい人でも、手軽で効果的な歯間ケアが続けられるようにという想いから、持ち手つきフロスとして「糸ようじ」が生まれた。「糸ようじ」は同社の登録商標である。
その製品には6本糸の「スタンダードタイプ」、細くなめらかな糸を4本採用した「入りやすいタイプ」、奥歯に使いやすい「Y字型タイプ」、子どもの小さな口に使いやすい「こども用」がある。