1957年(昭和32年)のこの日午前5時23分、茨城県・東海村の日本原子力研究所に設置された出力50kWのウォーターボイラー型炉1号(JRR-1)が、臨界実験に成功して日本最初の「原子の火」がともった。
これによりインドに次いでアジアで2番目の原子炉稼働国となった。実験は前日の8月26日に始まったもので、11月26日に全力運転を開始した。この原子炉は1970年(昭和45年)3月まで運転され、原子炉を利用した各種の実験や技術者の訓練に役立った。
現在、原子炉としては廃止されており、燃料などは取り除かれ密閉管理された状態で建屋や原子炉室は原子力科学研究所敷地内にJRR-1記念展示館として公開されている。