東京都新宿区西新宿に事務局を置き、「大腸がん」に関する調査研究事業・検診の受診啓発事業などを行う「特定非営利活動法人ブレイブサークル運営委員会」が制定。
日付は、日本対がん協会が提唱する「がん征圧月間」が9月であり、その初日である9月1日を記念日としたもの。
がんによる死亡原因の上位である大腸がんは、早期発見・早期治療で95%以上の人が治ると言われており、年に1回の検診を行うことでその命を守ることができる。記念日を通じて「大腸がん検診」についての理解を深め、検診を受診してもらうことが目的。記念日は2019年(令和元年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
ブレイブサークル運営委員会は、大腸がんに関する知識の啓発や調査研究、健康増進のためのイベントを通じ、生活習慣の改善とがん検診受診による予防促進により、大腸がんで亡くなる人を減らすことを目的に活動を行っている。
「大腸がん検診」は、男女ともに40歳以上が検診の対象者である。大腸がんの一次検診では問診と便潜血検査が行われる。便潜血検査は、便に潜む血液の有無を調べる検査で、目に見えないわずかな出血も検知することが可能である。
この一次検診で異常がある場合は、精密検査(二次検診)を受けることになる。大腸内視鏡検査や注腸X線検査により、本当に大腸がんかどうかを確認し、その後に診断と治療が行われる。大腸がんの早期発見・早期治療のためにも、年に1回の検診を受けることが大切である。