東京都渋谷区代々木に事務局を置き、適正で安心できる抗菌加工製品の普及を目的に、抗菌剤・抗菌加工製品メーカーや試験機関で構成される一般社団法人・抗菌製品技術協議会(SIAA)が制定。
日付は、抗菌効果があるとされるのは生菌数が99%以上減少した場合であることから99%=9月9日を記念日としたもの。
世界基準に準拠した「SIAAマーク」の認知拡大と、抗菌・抗ウイルスへの理解促進啓発が目的。SIAA会員企業数1000社を記念して記念日を制定した。
記念日は2024年(令和6年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。2024年8月時点で、SIAAには1155社の企業・団体が入会している。
一般社団法人・抗菌製品技術協議会(SIAA)は1998年(平成10年)6月に任意団体・抗菌製品技術協議会として設立。その後、2008年(平成20年)10月に一般社団法人として設立した。基金は1000万円となっている。
SIAAでは、業界だけでなく、消費者代表・専門家・行政などの意見を聞きながら、抗菌加工製品の品質や安全性のルールの整備、適合製品における安心のシンボル「SIAAマーク」の表示を認めるなどの活動を行っている。
抗菌とは、製品の表面上における細菌の増殖を抑制すること、長期にわたって菌を増やさない様にすることを言う。細菌を一時的に死滅・除去する殺菌・除菌とは区別される。
防カビとは、防カビ加工されていない製品の表面と比較し、特定のカビの生育が基準より抑えられることを言う。抗ウイルスとは、製品上の特定ウイルスの数を減少させることを言う。
SIAAマークとは、SIAAが制定した抗菌・防カビのシンボルマークである。基準を満たした製品にのみSIAAマークの表示が認められている。抗菌性・防カビ性、安全性、適正な表示が求められ、SIAAマークは安心のシンボルとなっている。抗菌・防カビ加工製品を使うことで、快適で衛生的な環境づくりに役立つ。
リンク:抗菌製品技術協議会