沖縄県の琉球大学地域創生総合研究棟内にある地区防災研究所が開設した「ペットBLSトレーニングセンター」が制定。
日付はペットも人間と同じ家族の一員として考えることが重要との思いから「救急の日」である9月9日としたもの。
近年、犬や猫を中心としたペットの飼育数が増加していることから、記念日を通してペットの防災や救急についての知識の普及を図り、その大切さを社会にPRすることが目的。記念日は2022年(令和4年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
「BLS」とは「Basic Life Support」の略称で、心肺停止または呼吸停止に対する「一次救命処置」を意味する。2021年(令和3年)12月、防災・危機管理を専門とする地区防災研究所が「ペットBLS検定」を開発し、「ペットBLSトレーニングセンター」を開設した。
「ペットBLS検定」は、人とペットの防災に関する研究・教育及び普及活動を目的とした、「一般社団法人・日本ペットBLS防災学会」主催による学会認定資格。大切なペットの命を救う資格で、心肺停止の犬と猫に対する一次救命処置(BLS)を基準とした認定資格である。
「ペットBLSトレーニングセンター」では「ペットにも適切なBLS処置を」と呼びかけ、家族の一員であるペットにも、エビデンス(RECOVER CPR)に基づく世界基準の救命トレーニングを提供する。トレーニングは全てオンラインで受講でき、パソコン・スマホ・タブレットなどで、好きな時間に受講できる。合格者にはペットBLS認定証とペットBLS検定の合格証書が送られる。
上の画像は「ペットも救急の日」のポスターである。ポスターには以下のような文言が掲載されている。知っていますか?ペットの心肺蘇生法。家族の一員であるペット。そんなペットが突然倒れたら…。ペットには救急車がない、AEDも使えない。命のバトンを獣医に繋ぐために、知ろう、飼い主の行動で救える命があることを。
リンク:ペットBLSトレーニングセンター