1927年(昭和2年)のこの日、東京・銀座の三越呉服店で日本初のファッションショーが行われた。
一般から図案を募集した着物のファッションショーで、初代・水谷八重子(みずたに やえこ、1905~1979年)ら3人の舞台女優がモデルとなった。
このファッションショーは三越の6階にある三越ホール(現:三越劇場)のこけら落としイベントの一つとして開催された。ファッションショーは9月21日~23日の3日間にわたり実施され、連日大盛況だった。
当時のパンフレットには着物姿のモデルの写真の他に、着物で日本舞踊を披露する様子も写っており、日本で初めてのファッションショーという斬新な試みは当時大きな話題となった。
「ファッションショー」(fashion show)とは、服飾の作品発表、あるいは、流行創出や販売促進などを企図し、モデルに服を着せて観衆に提示することである。
イベントとして大きくなると、日本では「コレクション」と呼ばれることが多いが、英語では数日にわたる所に着目して「ファッション・ウィーク」(fashion week)と呼ぶ。
オートクチュールのファッションショーは、パリとローマで開催される。プレタポルテのファッションショーは、ニューヨーク・ロンドン・ミラノ・パリの順で続けて開催され、これらは「世界四大コレクション」とも呼ばれている。
日本では、2002年(平成14年)に「神戸コレクション」が観覧有料の興行として成功して以来、「東京ランウェイ」「東京ガールズコレクション」「ガールズアワード」「関西コレクション」などが継続開催している。「仙台コレクション」など観覧無料で継続開催しているファッションショーもある。
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