日本政府が「生活安心プロジェクト」の一環として2008年(平成20年)から実施。
1年に3回あり、2月20日と、春・秋の「全国交通安全運動」の期間中の4月10日・9月30日。「春の全国交通安全運動」は4月6日~15日、「秋の全国交通安全運動」は9月21日~30日となっている。
毎年、多くの人が交通事故により死傷している。そのような中、交通安全に対する国民の意識を高めるため、新たな国民運動として、「交通事故死ゼロを目指す日」が設けられた。
国民一人一人が、交通ルールを守り、交通マナーを実践するなど交通事故に注意して行動することによって、交通事故を無くそうと呼び掛けている。この日を中心に、小学校での交通安全教育の実施、街頭にてパンフレット・啓発品の配布など、啓発キャンペーンが行われる。
下の画像は2018年(平成30年)の「春の全国交通安全運動」のポスターだが、下のほうに4月10日は「交通事故死ゼロを目指す日」と明記されている。また、ポスターのキャッチコピーは「守ろう!交通ルール。広げよう思いやりの輪。」である。
ただし、4年に1度行われる統一地方選挙の年は「春の全国交通安全運動」の実施週が5月11日~20日に変更されるようで、これに合わせて春の「交通事故死ゼロを目指す日」は4月10日から5月20日に変更される。
下の画像は2019年(令和元年)の「春の全国交通安全運動」のポスターであり、5月20日が「交通事故死ゼロを目指す日」となっており、実施日の違いを確認することができる。また、このポスターのキャッチコピーは「みんなで確認!守ってね。交通ルール。」である。
下の画像は2024年(令和6年)の「秋の全国交通安全運動」のポスターであり、9月21日~30日が実施期間となっており、9月30日が「交通事故死ゼロを目指す日」となっている。このポスターのキャッチコピーは「ピカッと、安全!命を守る早めのライトと反射材」である。
政府が実施する「生活安心プロジェクト」には4つの国民運動が含まれており、他3つは「食の安全・安心に関する対話」「子どもの施設の安全全国一斉総点検」「青少年を有害情報環境から守るための国民運動」である。