東京都千代田区大手町に事務局を置き、農業者を組合員とし、農業生産に必要な肥料や農薬などの資材を共同で購入したり、農畜産物を共同で販売したりする組織である全国農業協同組合中央会(JA全中)が制定。
日付は「JAファーマーズマーケット憲章」が制定された2003年(平成15年)10月2日から。また、採れたてのイメージから「採れ(10)たてに(2)会おう・行こう」と読む語呂合わせから。地産地消・農業振興・地域活性化などに欠かせない存在のファーマーズマーケットをより多くの人に知ってもらうことが目的。記念日は2018年(平成30年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
ファーマーズマーケット(Farmer's Market)とは、生産者が消費者に直接、農産物を販売するスタイルの市場のことである。本来ならば「生産者自らが店先で販売する」という形態をもってファーマーズマーケットと称されるが、農業協同組合(JA)が設置した直売所などにも使用される。
ファーマーズマーケットは仲介業者が介在しないため、一般の市場よりも販売価格が低く抑えられることや、生産者自らが対面販売を行うため商品の農産物に対する安心感を得ることができること、農場からの完全直送のため生産物が鮮度に優れるなど、消費者にとって様々なメリットがある。
また、生産者にとっても、生産物を消費者に直接販売するため、販売価格を自由に設定できることや、商品に対する消費者のダイレクトな反応を知ることができる、消費者とのふれあいを通じ農業に関する理解を広めることができる、などのメリットがある。