1818年(文政元年)に創業し、東京都中央区日本橋に本店を構える老舗和菓子店の株式会社「榮太樓總本鋪」が制定。
日付は「榮太樓飴(えいたろうあめ)」の生みの親である細田栄太郎の誕生日である1832年(天保3年)10月3日から。また、この頃は七十二候の「水始涸(みずはじめてかかる)」の初日で農産物の収穫期となり、天然の原材料だけで作られている「榮太樓飴」にふさわしい日との思いも。同社の代表的商品である「榮太樓飴」をさらに多くの人に知ってもらい、その美味しさを味わってもらうことが目的。記念日は2018年(平成30年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
江戸の庶民には高価だった砂糖を煮て作られた南蛮渡来の有平糖(あるへいとう)をもっと気軽にと、創意工夫から生まれたのが「梅ぼ志飴」だった。まだ固まりきらない紅着色の飴を鋏で切り、指でつまんだ三角の形が梅干しに似ていると、洒落好きの江戸っ子たちが「梅ぼ志飴」と名付けた。
以来、有平糖の製法技術をもとに「黒飴」「抹茶飴」「紅茶飴」と続き、平成に入り、「のど飴」と国産果物使用・無香料・無着色のフルーツキャンディ「果汁飴」が榮太樓飴シリーズに加わった。同社は2018年で創業200周年を迎えた。江戸からの製法を受け継ぎ、これからも安心して美味しく食べられる飴づくりを続けている。
リンク:榮太樓總本鋪