山形県最上郡金山町で渓流魚を流水養殖する神室トラウトファームが制定。
日付は「イ(1)ワ(0)ナ(7)」と読む語呂合わせから。
同社は神室山(かむろさん)の沢水と最上川水系金山川の天然水を養魚場に直接引き込み、滋味深い神室イワナと金(かね)やまめを育てている。
記念日を通して多くの人に川魚(イワナ)に触れる機会を提供し、関心を持ってもらうことで、川魚養殖などの内水面養殖業の漁業振興と自然環境保護への意識を高めたいという願いが込められている。記念日は2023年(令和5年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
同社は1983年(昭和58年)に創業した会社で、養殖事業や商品加工、商品販売、イベントプロデュースなどの事業を手掛ける。
同社が行う流水養殖は、一般的な地下水を利用した養殖に比べると手間と時間がかかる。しかし、天然の渓流魚のように、ブナ(山毛欅)カシ(樫)クヌギ(椚)などの木々の養分を含んだ天然水だからこそ、美味しい魚を育てることができる。
イワナ(岩魚、嘉魚、𩸶)は、サケ目サケ科イワナ属に属する魚。近縁種のオショロコマも含めて広義のイワナとして扱われることが多い。
貪欲な肉食性で、自然環境下では動物性プランクトン、水棲昆虫、他の魚、河畔樹木から落下する虫、カエル、サンショウウオ、時に蛇などを食べる。体長は20cm程度。寿命は6年程度とされる。
厳冬期の個体は体色が黒ずんでいて、この黒ずみは釣り人の間で「さび」と呼ばれる。日本のイワナのほとんどは一生を淡水で過ごし、河川の最上流の冷水域などに生息する場合が多い。
渓流釣りの対象魚としても人気がある。イワナ属には世界で30数種が知られているが、日本では俗に「渓流の王様」とも呼ばれている。イワナとヤマメは、いずれも上流域に生息するが、イワナの方がやや冷水を好む。
リンク:神室トラウトファーム、Wikipedia