1492年10月12日、イタリアの探検家・航海者クリストファー・コロンブス(Christopher Columbus、1451年頃~1506年)が率いるスペイン船隊が新大陸アメリカに到達した。
これを記念して「コロンブス・デー」(Columbus Day)または「コロンブスの日」「大陸発見記念日」とされる。その後、10月の第2月曜日は「先住民の日」(Indigenous Peoples' Day)にもなった。
コロンブスは西廻りの航海が可能だと思い、『東方見聞録』にある黄金の国・ジパング(日本)やインドを目指して出発した。コロンブスは最初の到達地がインドだったと亡くなるまで信じていた。
コロンブスが新大陸を発見した日は10月12日であり、この日がアメリカの多くの州で祝日となっていたが、1970年(昭和45年)より月曜休日統一法によって10月の第2月曜日となっている。日本でいうハッピーマンデー制度で国民の祝日「スポーツの日」(旧:体育の日)と同じ日である。
現在では、10月の第2月曜日の「コロンブス・デー」の日は、アメリカで多くの銀行・債券市場・アメリカ郵政公社などの公共施設が定休日となり、企業や学校も休みとなる場合がある。
10月第2月曜日の「コロンブス・デー」「先住民の日」の日付は以下の通り。
また、コロンブスの新大陸発見はスペイン王室の支援により達成され、スペインにとって中南米への植民地建設への第一歩を記した記念日でもある。10月12日はスペインでは「イスパニア・デー」(Fiesta Nacional de España)という国民の祝日になっており、首都マドリードでは伝統的な軍事パレードが毎年行われている。
一方で、コロンブスの行為が西半球における暴力的な植民地化の始まりだったとして、批判的な見方があった。1990年代以降、アメリカのカリフォルニア州バークレーを始めとして、ロサンゼルスやサンフランシスコ、デンバー、シアトル、ミネアポリス、アンカレッジなど中部や西部の多くの都市では、この日を「先住民の日」に置き換えて実施している。「先住民の日」は、先住民の歴史や文化を祝う日である。
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