人形の日(10月15日 記念日)

日本人形協会と日本玩具及び人形連盟が1965年(昭和40年)に制定。

1972年(昭和47年)に「抜本的な検討を加える必要がある」として積極的な活動を休止したが、一般には普及し、この日に各地で人形供養や人形感謝祭などが実施される。

日本人形協会

日本人形協会は1955年(昭和30年)設立した団体。その後、1973年(昭和48年)6月に日本人形協会を発展的解消し、社団法人・日本ひな人形協会を設立。これが現在の一般社団法人・日本人形協会となった。

東京都台東区台東に事務局を置く。伝統ある日本人形文化の振興と継承のために活動を行う。また、不用になった人形を全国の人々から引き取り、毎年10月に東京大神宮にて人形感謝祭(供養祭)を実施している。みんなが大切にしてきた人形を感謝の気持ちを込めて祈祷し見送る。

日本には豊かな四季の中で育まれた多くの「節句」がある。なかでも「桃の節句」「端午の節句」「お正月」は、子どもの成長を願い、家族の絆を深める貴重な機会として古くから親しまれ、現代にも受け継がれている、代表的な日本の季節行事である。

3月3日の桃の節句(ひな祭り)では「ひな人形」を、5月5日の端午の節句では「五月人形」を飾る風習がある。

ひな人形

ひな祭りは、人形(ひとがた)あるいは形代(かたしろ)と呼ぶ草木あるいは紙やわらで作った素朴な人形に、自分の災厄を移して海や川に流した祓いの行事と、平安時代に始まるお人形遊び(ひいな遊び)とが、長い間に結びついたものである。

五月人形

端午の節句は、菖蒲(しょうぶ)が武を重んじる尚武(しょうぶ)と同じ音であることから武家の間で盛んに祝われるようになった。そして、後継ぎとして生れた男の子が、無事成長していくことを祈り、一族の繁栄を願う重要な行事となった。鎧や兜を飾ることは、武家社会から生まれた風習である。

その他にも人形の種類として、市松人形(いちまつにんぎょう)や木目込人形(きめこみにんぎょう)、おやま人形、やまと人形、博多人形、奈良人形、こけし人形、御台人形(おだいにんぎょう)などがある。

リンク日本人形協会Wikipedia

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カテゴリー「10月の記念日」「今日は何の日

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