グリーン電力証書の日(11月1日 記念日)

東京都品川区大崎に本社を置き、自然エネルギーの導入を促進することを創業理念とする日本自然エネルギー株式会社が制定。

日付はグリーン電力を誰でも簡単に利用することができるスキーム(枠組み)の「グリーン電力証書」を日本で初めて導入した同社の設立日である2000年(平成12年)11月1日から。

「グリーン電力証書」という形で取り引きする仕組みを活用し、グリーン電力、自然エネルギーの普及・拡大による化石燃料の使用低減や、CO2(二酸化炭素)排出削減を通じて地球環境の保全、温暖化を防止することが目的。記念日は2020年(令和2年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

グリーン電力証書(見本)
グリーン電力証書(見本)

グリーン電力とは、太陽光・風力・水力・バイオマス(生物資源)などの自然エネルギーにより発電された電力のことである。石油や石炭などの化石燃料による発電は、発電する時にCO2が発生するが、自然エネルギーによる発電は発電する時にCO2が発生しないと考えられている。また、再生可能であるため環境への負荷が小さいエネルギーである。

このように太陽光や風力など自然エネルギーによる電気は、「電気そのものの価値」の他に、省エネルギー(化石燃料の節減)やCO2排出抑制といった付加価値を持った電力と言える。これを「環境付加価値」と呼ぶ。

この「環境付加価値」を、電力と切り離して「グリーン電力証書」という形で証書化して取り扱い、企業・自治体などは通常使用している電気と組み合わせることで、環境にやさしい価値を持つグリーン電力を使用していると見なすことができる。

自然エネルギーの価値
自然エネルギーの価値

「グリーン電力証書」は、自然エネルギーにより発電された電気の環境付加価値を、証書発行事業者が第三者認証機関である一般財団法人・日本品質保証機構の認証を得て、取り引きされる。「グリーン電力証書」を購入する企業・自治体などが支払う費用は、証書発行事業者を通じて発電設備の維持・拡大などに利用される。

証書を購入する企業・自治体などは、「グリーン電力証書」の取得により、発電設備を持たなくても、証書に記載された電力量(kWh)相当分の自然エネルギーの普及に貢献し、グリーン電力を利用したと見なされるため、地球温暖化防止につながる仕組みとして関心が高まっている。

リンク日本自然エネルギーWikipedia

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カテゴリー「11月の記念日」「今日は何の日

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