東京都千代田区岩本町に本社を置き、パン・和洋菓子など様々な食品を製造・販売する山崎製パン株式会社が制定。
日付は同社の食パン「ダブルソフト」は真ん中から半分に分けられる特徴があり、半分に分けた時にそれぞれが数字の1に見える。1(ワン)が2個(ダブル)並ぶと「ワンダブル」となり「素晴らしさ」を表す「ワンダフル」と語感が似ていることから11月1日から11月30日までの11月の一ヵ月間を記念日としたもの。
やわらかな食感でソフト食パンの代名詞となっている人気商品「ダブルソフト」。そのままでももちろん、トーストしても耳までサクッとソフトで食べやすい「ダブルソフト」をPRすることが目的。
記念日は2021年(令和3年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。また、毎月11日は同社が制定した「ダブルソフトの日」となっている。
同社は1948年(昭和23年)に創業者・飯島藤十郎(いいじま とうじゅうろう、1910~1989年)が千葉県市川市に「山崎製パン所」を開業、パンの委託加工を開始したことに始まる。
飯島は東台農事実行組合でもパン製造を営んでいたため、統制が厳しい食糧管理制度下で「飯島」の名義では認可が下りなかった。そのため、未亡人となっていた妹の嫁ぎ先の姓である「山崎」で認可を得て商号を山崎とした。「山崎製パン」の商号にはこのような経緯がある。
同社は「デイリーヤマザキ」や「ニューヤマザキデイリーストア」のブランドでコンビニエンスストアも運営する。
「ダブルソフト」は、1989年(平成元年)5月に全国発売され、ミミまでソフトな食感と真ん中から半分に分けられる食べやすさが特徴。子どもからシニアの方々まで幅広い層のお客様から支持されているロングセラー食パンである。
商品ラインナップとしては「ダブルソフト」の他に「ダブルソフト全粒粉入り」があり、それぞれ「6枚入(1斤)」と「3枚入(半斤)」がある。
全粒粉(ぜんりゅうふん・ぜんりゅうこ)とは、小麦粉の一種で、小麦の表皮・胚芽・胚乳をすべて粉にしたものである。胚乳だけを用いる通常の小麦粉と比べ栄養価が高く、食物繊維や鉄分、ビタミンB1を豊富に含む。