東京都品川区西品川に本社を置き、エレクトロニックダーツマシンの開発・販売、ダーツ大会の企画・運営などを手がける株式会社ダーツライブが制定。
日付はダーツは3本の矢を1セットとして的に投げるスポーツであり、3本目がとても重要なことから数字の「1」を矢に見立てて「1」が3つ並ぶ11月1日としたもの。
スポーツ競技としてのダーツの存在と素晴らしさをより多くの人に知ってもらうとともに、ダーツに関わる人々の力を一つにすることが目的。記念日は2020年(令和2年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。この日を記念して、ダーツファンへ贈るオンライン配信番組「11.1ダーツの日 制定記念スペシャルライブ」が開催される。
ダーツ(darts)とは、射的競技の一種であり、その競技で使われる矢のこと(複数形)を意味する。その矢の単数形はダート(dart)。ダーツボードと呼ばれる30~40cmの円形の的に、一定の距離から手投げの矢を投げ、得られた得点により優劣を競う。
ポイントと呼ばれる鏃(矢尻:やじり)に金属を用いたスティール・ティップ・ダーツまたはハードダーツ(Steel Tip Darts)と、プラスチックなどの比較的やわらかい素材を使うことで安全性を高めたソフトダーツ(Soft Tip Darts)があり、スティール・ティップ・ダーツでは2m37cm(厳密には236.855cm)、ソフトダーツでは2m44cm(厳密には243.84cm)離れたところから投げる。
ボードの狙った場所にダーツを命中させる技能性だけでなく、ゲームルールによっては高度な戦略性も要求され、精神的な要因に結果が大きく左右される、デリケートな一面を有するスポーツである。
ダーツは形からして人類が太古の昔から狩猟のために使用していた弓矢の矢である。そして、14世紀頃のイギリスにおいてフランスとの百年戦争の最中に、酒場にたむろしていた兵士たちが、余興でワイン樽めがけて矢を放つようになったことがダーツの始まりと言われている。
当時は戦争中であり、ワイン樽も貴重なものであったことから、木を輪切りにしたものを使うようになり、また矢は手投げしやすいように短く変化していった。さらに、輪切りの木に元々あった年輪や乾燥によるひび割れを基として、現在のダーツボードの得点システムが確立された。