ハサミや包丁などの刃物を商う全国の業界団体・関係者(岐阜県関市、岐阜県関刃物産業連合会、新潟三条庖丁連、越前打刃物協同組合、東京刃物工業協同組合、京都利器工具組合、高知土佐山田商工会、島根県吉田村、堺刃物商工業協同組合連合会)が制定。
日付は「いい(11)は(8)もの」(いい刃物)と読む語呂合わせと、「ふいご祭」が行われる日であることから。
「ふいご」とは、火力を強めるために用いる送風装置で、昔から金属の精錬や加工に使用されてきた。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
刃物(はもの)とは、刃がついていて物を切断したり切削したりする道具の総称。刃という構造を持ち、何かを切断したり切削するための道具。「切れ物」とも言う。
代表的な刃物として、包丁・小刀・ハサミ・ナイフなどが挙げられる。刃物はこうした調理道具や工作道具に分類されるものだけでなく、鉈(なた)や鎌(かま)など農具に分類されるものや、刀など武器に分類されるものもある。
刃物の素材について、ネアンデルタール人や縄文時代の日本人などは、貝殻を使った貝刃を用いていた。石器時代には石を割ることで出来る鋭い断面を利用する石製の刃物が用いられ、青銅器時代に入ると青銅製の刃物が、鉄器時代には鉄製の刃物が登場した。
現代的な刃物は、主に鉄やステンレス(鋼)などの金属で作られている。更に、登山などでは特に軽量であることを求め、チタン製のナイフが用いられることもある。また、セラミック製の刃物も近年用いられている。
関連する記念日として、4月18日は「よい刃の日」、5月9日は「工具の日」、10月1日は「電動工具の日」、11月28日は「いいニッパーの日」となっている。