自動車整備用工具や医療用工具、一般作業工具など、ものづくりに欠かせない様々な工具の製造・販売を手がける京都機械工具株式会社(KTC)が制定。
日付は「こう(5)ぐ(9)」(工具)と読む語呂合わせから。
工具に関する基礎知識や正しい使い方、メンテナンス方法などを発信し、工具の必要性や重要性を認識してもらい、プロの人からDIYの初心者まで安全で快適な作業を行ってもらうことが目的。
工具メーカー全体でこの記念日を活用して業界全体を盛り上げたいとの思いが込められている。記念日は2021年(令和3年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
同社では記念日の登録を記念してKTCファンクラブミーティングが開催される。また、記念日のこの日には、工具の正しい使い方を学び、自分の大切な工具を磨いたり工具を使って愛車をメンテナンスしたりすることを提案している。
京都機械工具株式会社(KYOTO TOOL Co., Ltd.、略称:KTC)は、1950年(昭和25年)8月2日に設立された会社で、京都府久世郡久御山町に本社を置き、京都府京都市伏見区に本店を置く。
同社は第二次世界大戦前より日本海軍航空隊への工具の納入に携わっていた齋藤喜一(1908~1991年)・山崎宗次郎(1919~2004年)・宇城正行(1917~1997年)の3人が独立し創業した。
会社を設立後、トヨタ自動車の車載工具として採用されたことをきっかけに業界で確たる地位を築いた。
日本を代表する工具メーカーとして「軽くて強くて使いよい」を基本に高品質・独創的な技術力で市場をリードしてきた。そして、10,000アイテムにも及ぶ多彩な製品を開発し、アイテム数・生産量ともに国内No.1の実績と信頼を得ている。
関連する記念日として、10月1日は「電動工具の日」、11月8日は「刃物の日」、11月28日は「いいニッパーの日」となっている。