あられ・おせんべいの日(立冬 11月7日頃 記念日)

東京都台東区松が谷に事務局を置き、原料米の共同購入事業、情報・資料の収集及び提供などを手がける全国米菓工業組合が1985年(昭和60年)に制定。

日付は冬に向かう心の準備と、寒さを楽しもうという気持ちから「立冬」(11月7日頃)の日に。こたつで温かいお茶とあられ・おせんべいでおしゃべりを楽しんでほしいとの思いが込められている。

あられ・おせんべいの日

秋に収穫された新米で作られた美味しい「あられ・おせんべい」を、米菓離れが進んでいると言われる若者をはじめとして、より多くの人に知ってもらいその需要を喚起するのが目的。

記念日は2024年(令和6年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

この日を中心として、同組合では米菓を広くPRするためのポスターを作成・掲示したり、米菓の試食・販売する「米菓まつり」を開催し、米菓の需要拡大を図る。上にあるポスターでのキャッチコピーは「ほっとする味。」「みんなで食べよう。日本のお菓子。」となっている。

「あられ・おせんべいの日」の日付は以下の通り。

  • 2024年11月7日(木)
  • 2025年11月7日(金)
  • 2026年11月7日(土)

全国米菓工業組合

米菓は、お米を原料とする加工食品だが、そのお米は、1942年(昭和17年)以来1995年(平成7年)まで食糧管理法による統制が行われていた。米の絶対量が不足している時代は、主食用への配分が優先され、このため加工用向けは後回しとなり、原料米の確保に苦労していた。

こうした原料問題などを米菓企業が一致団結して解決するため、1962年(昭和37年)に中小企業団体の組織に関する法律に基づく商工組合として、加入組合員2,000名で全国米菓工業組合が設立された。2024年(令和6年)4月1日時点で組合員数は281社となっている。

米菓

菓子全体から見る割合は、米菓が11%・米菓以外の菓子が89%となっている。米菓とはお米から作った菓子の総称となるが、米菓は原料により製造工程が異なり特徴も違う。

もち米を原料とする米菓を一般的には「あられ」「おかき」と言われ、食感がソフトで、口どけが良いのが特徴。主に小型のものは「あられ」、大型のものは「おかき」と呼ばれる。うるち米を原料とする米菓は「おせんべい」と言われ、様々な食感のものがある。「焼きせんべい」や「揚げせんべい」がある。

米菓を製造する会社として、亀田製菓(新潟)や三幸製菓(新潟)、岩塚製菓(新潟)、もち吉(福岡)、栗山米菓(新潟)、ぼんち(大阪)、小倉山荘(京都)、天乃屋(東京)、アジカル(新潟)、越後製菓(新潟)などが挙げられる。

関連する記念日として、「夏至」に由来して6月21日は「スナックの日」、「さん(3)こう(5)」(三幸)と読む語呂合わせから3月5日は「三幸の日」、「1」が種で「0」がピーナッツに見えることから10月10日は「亀田の柿の種の日」となっている。

リンク全国米菓工業組合Wikipedia

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カテゴリー「11月の記念日」「今日は何の日

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