東京都文京区春日に事務局を置く一般社団法人・日本トイレ協会が1986年(昭和61年)に制定。
日付は「いい(11)ト(10)イレ」と読む語呂合わせから。
同協会はこの日を中心に「トイレシンポジウム」を開催し、公衆トイレを対象とした「グッドトイレ賞」を発表する。
日本トイレ協会は、1985年(昭和60年)に発足した団体で、トイレ文化の創出と快適なトイレ環境の創造、トイレに関する社会的課題の改善に寄与することを目的とする。シンポジウム・講演会・講習会の企画・開催、トイレに関する各種研究会の設置・運営などの事業を行っている。
同協会には4つの専門研究会がある。①メンテナンス研究会は、ハード・ソフトの両面からトイレのメンテナンスに関する技術の多角的向上を図る。②ノーマライゼーション研究会は、障害のある人や高齢の人のみならず、様々な人々を対象に、社会生活を営む上で不可欠なトイレのあり方、みんなが安心して使えるトイレはどうあるべきかについて考える活動を展開する。③トイレ文化研究会は、トイレにまつわる様々な文化的考察を行うため、講演会・見学会などを展開する。④災害・仮設トイレ研究会は、災害時のトイレ事情の改善を目指して様々な活動を行うことを目的とする。
家のトイレのドアはほとんどが外開きになってる。これは日本が高齢化社会になってきたことに大きな関係があり、トイレで排便中に息んで脳出血などを起こす人が多いためである。
トイレの中で倒れた場合、内開きだと倒れる向きによっては簡単にドアを開けられない状況になってしまう。この状況になるとトイレの内側で倒れた人は外に出られず、外側から助けようとする人もドアを開けられずに助けられない。そのため、家のトイレのドアは開けやすい外開きになっている。
一方、デパートなど公共のトイレのドアは内開きになっている。それは開けた時に人がいると当たってしまい迷惑をかけることになるためである。また、防犯上の理由でトイレに逃げ込めるように内開きになっている。
関連する記念日として、11月19日は国際デーの一つとして「世界トイレの日」となっている。