たくあんの日(11月11日 記念日)

全国各地の漬物協同組合、製造業、卸売業などの団体で構成される全日本漬物協同組合連合会が制定。

日付は11月11日という文字が、たくあん用の大根を並べて干してある様子に似ていることと、たくさんの「1=わん=あん」があることから。

たくあん

日本の漬物の代表格である「たくあん」の需要拡大を図ることが目的。たくあん漬けは天日干しや塩漬けで水分を抜いた大根を漬けたものである。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

「沢庵漬け」とも呼ばれる「たくあん」は、塩や糠(ぬか)で漬け込んで作られる。大根に含まれる辛味成分のイソチオシアネートが発酵により分解が進み、色素が黄色く変化する。そのため、発酵する期間が長いほど、たくあんの黄色も濃くなっていく。

一方で、黄色の色素は蛍光灯のような低光量下であっても退色が進行し、色むらの原因となる。そこで、市販の「たくあん」はウコンやクチナシの色素などの天然着色料あるいは合成着色料で着色していることが多い。

「たくあん」という名前は、安土桃山時代から江戸時代前期にかけての臨済宗の僧・沢庵宗彭(たくあん そうほう、1573~1646年)に由来するという説がある。

沢庵宗彭が創建した東京都品川区北品川にある東海寺(とうかいじ)では、初めは名も無い漬物だったが、ある時、江戸幕府の3代将軍・徳川家光(とくがわ いえみつ、1623~1651年)が寺院を訪れた際に供したところ、たいそう気に入り、「名前がないのであれば、沢庵漬けと呼ぶべし」と言った、と伝えられている。

リンク全日本漬物協同組合連合会

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カテゴリー「11月の記念日」「今日は何の日

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