Wi-Fiルーター見直しの日（11月11日 記念日）
東京都千代田区神田神保町に本社を置き、PC・IT分野をべースに、様々なジャンルの出版物やネットメディアを展開する株式会社インプレスが制定。
日付はWi-Fi（ワイファイ）ルーターの外部アンテナが並んで立っている様子を数字の1に見立てて、11月11日を記念日としたもの。
家庭に設置されているWi-Fiルーターは一度設置されると見直す機会が持たれにくく、脆弱性を抱えたまま利用し続けることによって通信内容を盗み見られたり、詐欺を目的とした偽サイトに誘導されるなど、悪用される危険性をはらんでいる。
記念日を通して、家庭のWi-Fiルーターの安全性を改めて見直すきっかけとしてもらうことが目的。記念日は2023年（令和5年）11月6日に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
株式会社インプレスは2004年（平成16年）10月1日に設立した会社。株式会社インプレスホールディングスの完全子会社。資本金は9000万円、従業員数は240名（2023年3月31日時点）となっている。
インプレスグループとしては1992年（平成4年）4月1日に創業者・塚本慶一郎（つかもと けいいちろう、1957～）がIT関連誌の出版を目的に株式会社インプレス（初代）を設立した。
インプレスはパソコン入門者向けの解説書として画面操作を誌面で再現した「できるシリーズ」、CD-ROMメディアにイラストを収録した「年賀状CD-ROM」、インターネットの総合情報誌「iNTERNET magazine」、電子メールを活用した情報配信サービス「INTERNET Watch」など日本初のメディアを次々と生み出してきた。
Wi-Fiルーターは一般的に無線ルーターとも呼ばれる。ルーターとは、パソコンやスマートフォンといった複数の機器（デバイス）をインターネット回線に接続する役割を持つ機器のこと。
ルーターには主に2つの機能が搭載されており、宛先となる通信機器のIPアドレスを照合してネットワークの最適な経路を導き出す「ルーティング機能」と、通信するパケットの選択やルーターに接続できる端末を制限してセキュリティー性を高める「フィルタリング機能」がある。
Wi-Fiは無線LAN（ワイヤレスLAN）の世界的な標準規格であり、市販のWi-Fiルーターには無線LAN規格の「IEEE 802.11」といった表記がある。
無線でケーブルを必要としないWi-Fiは、ケーブルの長さにとらわれず、ルーターとは別の部屋でもインターネットが使える。また、スマートフォンやタブレット、ゲーム機など複数のWi-Fiに対応した機器をつなげることもできる。
