東京スカイツリータウンの中にある「すみだ水族館」が制定。
同館が2022年(令和4年)に行った「チンアナゴの日」(11月11日)のイベントで来館者による人気投票で優勝したニシキアナゴをより多くの人に知ってもらうのが目的。
ニシキアナゴは、チンアナゴの仲間の中でも特に色彩豊かで美しく、名前は織物の「錦」と「二色」が由来。みんなで同じ方向を向いてゆらゆらと流れに身をまかせている様子は、その美しさも相まってまるでお花畑のように見える。
砂の中から体を出して群れで暮らしている姿と、白と橙の縞模様 を横にすると「1」が並んでいるように見えることから、「チンアナゴの日」と同じ一年間に最も「1」が多い11月11日を記念日とした。
記念日は2023年(令和5年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
「すみだ水族館」は、所在地が東京都墨田区押上で、東京スカイツリータウンの東京ソラマチ内にある。2012年(平成24年)5月22日に開業した。管理運営はオリックス水族館株式会社が行う。
面積は約3万6900平方メートル、頭数は約7000匹、種数は約260種、水槽総容量は約700tとなっている。コンセプトは「近づくと、もっと好きになる。」である。
「すみだ水族館」は今までの水族館とは少し違う。水槽前のイスに座り、すっぽりと水のゆらぎにつつまれたり、生き物を眺めながらカフェでおしゃべりしたり。自由に気ままに色々な過ごし方ができる、公園のような水族館である。
ペンギンの恋愛、チンアナゴの戦い、金魚のヒミツ。そんなとっておきの情報を、飼育スタッフが教えてくれる。暮らしの一部のように、いつでも寄り道したくなる場所。ここに来るとほっとする、元気になる、やさしい気持ちになれる。
ニシキアナゴは、インド洋から太平洋に生息するウナギ目アナゴ科チンアナゴ亜科の魚である。体長は最大で40cmに達し、体の直径は約1cmである。体型のよく似たチンアナゴと間違われることがあるが別の種である。
砂の中の縦穴に入り、単体または小さな集団で生活する。通常、頭と体の最上部だけが砂から突き出ており、大きな魚やダイバーが近づいてくると体全体が砂に引っ込む。動物プランクトンを食べている。