東京都中央区日本橋兜町に事務局を置く、一般社団法人「日本毛皮協会」(Japan Fur Association:JFA)が1989年(平成元年)に制定。
日付は「いい(11)フ(2)ァー(輪=0)」(fur=毛皮)と読む語呂合わせから。毛皮の需要促進キャンペーンの一環。JFAは、毛皮専業者の団体で、毛皮産業に関する調査研究、情報の収集及び提供などを実施している。また、JFAファーデザインコンテストの開催や毛皮の鑑定なども行っている。
毛皮(fur)とは、体毛がついたままの獣皮のこと。本物の動物の毛皮のものをリアルファーと呼び、その対比で、動物の毛皮を用いないものをフェイクファーなどと呼ぶ。現代では、基本的に毛皮は皮の部分をなめして使う。
古来より、毛皮は防寒具やファッションなどに利用されてきた。人類は旧石器時代から、狩猟を行い動物を食用にし、毛皮を衣類として使用していたと考えられている。日本でも旧石器時代の古い遺跡から毛皮が発見されている。
人類が使用してきた毛皮として、ヒグマやキツネ、テン、イタチ、ヒツジ、イヌ、ネコ、トナカイ、ミンク、ムササビ、チンチラ、アザラシ、ラッコ、カワウソ、ビーバーなどが挙げられる。