凸版印刷が1995年(平成7年)に、ピザをイタリア文化のシンボルとしてPRする日として制定。また、ピザ業界の発展を目指して結成されたピザ協議会も「ピザの日」を制定している。
日付はピザの原型であるピッツァ・マルゲリータ(pizza Margherita)の名前の由来となったナポリ国王ウンベルト1世の妻マルゲリータ・ディ・サヴォイア(Margherita di Savoia、1851~1926年)の誕生日から。
1889年にイタリアのナポリを訪れた王妃はピザ職人からトマトの赤・バジルの緑・モッツァレラチーズの白のイタリア国旗の色を模したピザを贈られた。王妃はこれを大変気に入ってその名を冠するピザが誕生したという。
なお王妃訪問後、「100年続いたものは永遠に続く」というイタリアのことわざにならい、100年後の1989年に「ピザの一世紀」と題したイベントがイタリア国内で行われた。
記念日はピザ協議会が制定した日として一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。ピザの美味しさやバランスのとれた栄養食としての魅力をさらに多くの人に知ってもらうのが目的。この日を中心として、ピザの割引キャンペーンを実施している店も見られる。
上の「ピザの日」のロゴも、イタリアの国旗やピザに使用される食材の赤・緑・白の3色により表現している。また、このロゴは円形のクラストからチーズたっぷりのピザが切り離される様子と、人が口を開けてピザを食べている様子を同時に表現している。