1954年(昭和29年)の国連総会で制定。国際デーの一つ。「世界の子どもの日」ともされる。
英語表記はもともと「Universal Children's Day」であったが、現在では「World Children's Day」である。
1959年(昭和34年)のこの日に「子どもの権利に関する宣言」が採択され、また、1989年(平成元年)のこの日に「子どもの権利に関する条約」が採択された。これらのことから「世界こどもの日」は11月20日とされている。
子どもの世界的な相互理解、子どもの福祉を増進させることが目的。国連では各国政府が適当と考える日を選んで「子どもの日」とするように勧告しており、日本では古来からある「端午の節句」に由来した5月5日の国民の祝日「こどもの日」を当てている。
また、6月1日は1925年(大正14年)8月にスイスのジュネーブで開かれた子どもの福祉世界会議で制定された「国際こどもの日」(International Children's Day)となっている。
国連の推計によると、2010年(平成22年)の15歳未満の子どもの数は約18億4200万人で、総人口の約69億1600万人の26.6%を占めている。
総人口に占める子どもの割合は地域によって異なり、先進地域では16.4%だが、開発途上地域では28.9%と大きな差がある。日本における子どもの割合は、2010年の国勢調査結果で13.2%と先進地域の中でも最も低いランクとなっている。