山梨県甲府市役所の記念事業課に事務局を置く、こうふ開府500年記念事業実行委員会が制定。
日付は「甲斐の府中=甲府」のまちが誕生する起点となった1519年(永正16年)12月20日から。
記念の日を毎年祝うことで甲府市の歴史・伝統・文化・自然を再認識し、郷土愛の醸成、学びの機会の創出につなげて、市民はもとより全国に発信していくことが目的。記念日は2022年(令和4年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
「甲斐の府中=甲府」のまちが誕生したのは、1519年(永正16年)12月20日に武田信玄(たけだ しんげん、1521~1573年)公の父である武田信虎(たけだ のぶとら、1494~1574年)公が現在の武田神社の「躑躅ヶ崎(つつじがさき)」に館を移して城下町の整備に着手したことが始まり。
そして、2019年(令和元年)には「こうふ開府500年」という歴史的な節目を迎えた。また、2021年(令和3年)は信玄公生誕500年であった。
甲府には、日本一の渓谷美を誇る昇仙峡、富士山の絶景、ワインにフルーツ、世界に誇るジュエリー、心身を癒す温泉など数多くの観光名所がある。また、郷土料理の代表でもある「ほうとう」は、手軽に調理でき、栄養バランスも良く、信玄公も陣中食としてこよなく愛したという。
関連する記念日として、山梨県が発足した日に由来して11月20日は「山梨県民の日」、「ほう(4=フォー)とう(10)」と読む語呂合わせで4月10日は「ほうとうの日」となっている。