現在のスマホにはバッテリーとしてリチウムイオン蓄電池が使用されているが、革ケースの材質と使い方がバッテリーの寿命を縮める。
スマホとケース
画像元:日刊SPA!
リチウムイオン蓄電池は熱に弱く、扱いを間違えると劣化が進んでしまう。中でも革ケースが問題で、革ケースをつけたままにするとスマホに熱がこもりやすい。リチウムイオン蓄電池はそれ自体が熱を発するが、外部からの熱にも弱いという特徴がある。通常10~30℃ではバッテリーに負荷はかからないが、30℃より高くなると劣化が進行する。
そのため、スマホに付けるケースは熱が逃げるのを妨げるため、バッテリーに良くないが、一番ダメなのが革製の手帳型ケースである。これは熱がこもりやすいためで、ゲームなどのアプリを15分程度使用していると30℃を超えてしまう。さらに、手帳型ケースは使用後にフタをして密閉することもあり、保温力が高い。そのため、温度がなかなか30℃以下に下がらず、バッテリーを劣化させやすい。
革ケースや手帳型ケースの場合、温度上昇がみられたらケースから出すことがバッテリーを劣化させない対策となる。また、充電しながらの使用は発熱しやすいため注意が必要である。
2017/10/23
カテゴリー「生活・科学」