打ち上げ花火は「夏の風物詩」とされるように夏に多いが、冬も雪祭りなどのイベントで打ち上げられる。
冬の方が空気が澄んでいるため花火は遠くまで見える。そのため、夏のように大きく広がる「割物(わりもの)」と呼ばれる花火ではなくて、流れて消える「ポカ物」と呼ばれる花火が多く使われる。また、スキー場など雪が積もっている所で夏のように大きな音がする花火を打ち上げると雪崩が起きるため、冬の花火は音が控えめになる。
ちなみに、花火の種類としてはその構造から、上の画像の左から順番に「割物」「小割物」「ポカ物」の3つに分類される。「割物」は大きく丸く開く花火。「小割物」は八方に小さな玉を放出して多数の小花を一斉に開かせる花火。「ポカ物」は拡がりが狭い花火で、運動会などでドンドンと音を出す物が代表例である。
引用元:日本の花火
2018/7/31
カテゴリー「生活・科学」