年頃の娘が父の洗濯物と一緒に洗濯機で洗う事を嫌がる、というのはよくある話である。しかし、科学的には分けて洗う必要はない。
界面活性剤の働き
画像元:ナチュセラ
日本の洗濯洗剤の多くに界面活性剤が入っている。界面活性剤は上の画像のように汚れを包み込む働きがある。ある程度の量の界面活性剤が溶液の中に入ると汚れをキレイにコーティングしてくれる。これが再び別の繊維に付く事がないように作られている。コーティングされた汚れはそのまま溶液と一緒に捨てられる。
そのため、例えば父の洗濯物から出た汚れが娘の衣服に再び付くというような事はない。科学的には父の洗濯物を別にする必要はないのである。「気持ちの問題」と言われると困るのだが、これは親子のコミュニケーションで解決を目指そう。
2018/8/1
カテゴリー「生活・科学」