最近、お洒落なラーメン店が多くなった事で、ラーメンを食べに行く女性が急増している。これにより問題になっているのが女性の「ラーメンすすれない問題」である。
ラーメンを食べる女性は周囲の目を気にしてすすらない人もいれば、そもそもすすれない人も結構いるようだ。ラーメンですすって食べない人は風味で4倍も損をしている。
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ラーメンは見た目の美しさとともに、香りも醍醐味の一つである。だが、お店でラーメンを食べる時、香りのほとんどは厨房からで、ラーメンに顔を近づけても本来の香りは楽しめない。というのも、ラーメンは表面が油で覆われているため、香り成分が閉じ込められ、鼻で嗅いでも豊かな香りを楽しめない。
麺を持ち上げた時も油で表面が覆われており、スープの香りは閉じ込められたままである。そこで、すする事で豊かな香りを充分に楽しむ事ができる。麺をすするとスープの香り成分をこぼさず口の中に入れる事ができ、空気も一緒に吸い込むため、鼻から一気に息を抜く事になる。この時、匂いセンサーが香り成分をキャッチし、ラーメン本来の香りを堪能できる。
しかし、すすらないで食べる場合、空気をあまり吸い込まないため、鼻の匂いセンサーに届く香りは少ない。さらに、食べるのに時間がかかり、香り成分の付いたスープが麺からこぼれ落ちる。そのため、美味しさが激減してしまう。麺をすするのとすすらないのとでは香り成分が4倍も違うというデータもある。
ちなみに、麺をすすれない人のための簡単な訓練方法がある。それが「エアすすり」で、①口をすぼめる、②麺をすするように空気をシュッと吸い込む、③一旦3秒ほど息を止める、④鼻から空気を出す。これを練習すれば誰でも麺をすすれるようになる。
2018/9/15
カテゴリー「食べ物」