醤油ベースのソースを使った日本人好みのテリヤキバーガーとアメリカ大統領選挙には意外が関係があり、テリヤキバーガーが広まったきっかけは大統領選挙だった。
テリヤキソースは日本の企業・キッコーマンが開発したソースである。高度経済成長期に多くの企業が成長したが、各家庭のお金が増えたからといって醤油をたくさん使うようになるわけではない。そこで売上げを伸ばすためには醤油を売る範囲を広げるしかなかった。
1950年代のアメリカはまだ醤油が浸透していない地域だった。どう宣伝すれば効果があるかと考えた時、一番視聴率が高い大統領選挙でCMを流すことを思い付いた。1956年の大統領選挙の開票速報番組にCMを放映し、醤油がアメリカ国民に認知されるようになった。最初は聞いたことのない「醤油(soy sauce)」という調味料にアメリカ国民は戸惑ったが、大統領選挙でCMを流すくらいだからすごい会社に違いないと思われ、信用を勝ち取った。
その後、テリヤキソースが誕生し、アメリカでテリヤキ風ハンバーグをたまたま食べたモスバーガーの創業者・櫻田慧が日本にテリヤキソースを持ち帰った。そして、1973年に日本で初めてモスバーガーがテリヤキバーガーを販売し、広まって行った。
2018/9/3
カテゴリー「食べ物」