海水温の上昇などが原因でその死滅が問題となっている沖縄のサンゴ礁だが、何気ない一杯のコーヒーが沖縄のサンゴ礁を救っている。
コーヒーとサンゴ礁の繋がりはサンゴ礁の再利用法にある。沖縄の海岸には真っ白になったサンゴがたくさんある。これは海水温の上昇などが原因で死んでしまい、風化したサンゴである。この死んだサンゴを薪がわりに使って、コーヒーを焙煎する事ができる。
沖縄にある「35COFFEE」というお店では死んだサンゴを使ってコーヒーを焙煎している。サンゴ礁は熱が上がるのに時間がかかる分、豆にしっかり火が通る。石焼き焙煎に近い形で、まろやかな味に仕上がる。そして、このコーヒーの売上げの3.5%をサンゴの移植に活用する「サンゴ再生プロジェクト」を行っている。この活動は2018年で10年になり、これまで約2,500本ものサンゴの移植に成功している。
リンク:35COFFEE
2018/9/19
カテゴリー「食べ物」