「真打」の語源・由来

真打(しんうち)とは、落語家や講釈師の身分の一つ。身分の中では最も高く、最高の力量を持つ者だけがなれるとされる。

また、興行の最後の出番(主任=トリ)で出演できる権利を与えられる。そこから、芸事以外でも、他より遅れてまたは最後に登場する人を、最高の力量を持った人や最も人気のある人と比喩的に表現する。野球において「一発サヨナラの場面で真打登場」などの使われ方がされる。

語源に関しては諸説あるが、寄席は当時、灯が全てロウソクだったため、トリで出演する芸人が「これでおしまい」という意味で最後にロウソクの「芯を打つ(=切って火を消す)」事から転じて「真打」と呼ばれるようになった、というのが最も有力である。

ちなみに、舞台などの最後を締めるという意味の「トリを取る」という言葉があるが、これはもともと興行の取り分を一番偉い人である真打が決めて分けた事に由来する。そこから、最後に出演する人を「トリ」と呼ぶようになった。

リンクWikipedia

2018/11/4

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