将来的な食糧危機を救う埼玉県の米

現在、日本のカロリーベースの食糧自給率はわずか38%である。異常気象や災害が多い近年、食糧問題が深刻化している。

「彩のきずな」

そんな将来的な食料危機を埼玉県が救うと期待されている。それは埼玉県で作られた米「彩のきずな」である。埼玉県熊谷市は2018年7月23日に国内最高気温の41.1℃を記録するなど、国内でも温度が高い場所として有名である。

熊谷市には農業技術研究センターがあり、2007年に育てていた約300種類の米が夏の暑さで高温障害になり壊滅的なダメージを受けた。そんな中で奇跡的に1種類だけ生き残った米があり、それは従来の稲に比べて暑さに非常に強い稲である。

その1株から種を増やし、後に「彩のきずな」が誕生した。これから地球温暖化が進んで稲が育ちにくくなる可能性が高い中で、その品種だけは今後の日本の食糧事情を支えていく可能性がある。

リンク埼玉県

2019/2/21

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カテゴリー「食べ物

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