日本の餃子にニンニクが入っている理由

日本の餃子にはニンニクが入ることが多いが、本場・中国の餃子にはニンニクは入っていない。これには深い理由がある。

焼き餃子

もともと誰が日本に餃子を持ってきたかというと、それは第二次世界大戦後に中国大陸から引き揚げてきた兵士達で、彼らが日本で餃子を広めたと言われている。最初に日本に入ってきた時に使っていた肉は、現在使われる豚肉ではなく羊肉だった。これは中国東北部(満州)では豚が育ちにくく羊肉が主だったためである。

当時、餃子に使われていた羊肉は年老いた低品質で安い肉だった。この年老いた羊肉はにおいがきつく、そのにおいを消すためにニンニクを入れるようになった。その後、豚肉がメインで使用されるようになってからも、風味の良いニンニクが餃子とも相性がよく好まれたため、今日もそのまま具材として使用され続けている。

ちなみに、中国では焼き餃子ではなく水餃子が主であり、餃子はおかずではなく主食として食べられるのが一般的である。そんな中国では餃子にニンニクを入れる習慣はないが、店によっては生のニンニク片が卓上に置かれることがある。食べる人の好みにより生ニンニクをかじりつつ餃子を食すという方法がある。

リンクWikipedia

関連記事

2019/3/11

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー「食べ物

関連記事