犯人を捕まえたり、遺留品を探すなど、警察の捜査に役立っている警察犬だが、小さくて可愛い「トイプードル」の警察犬もいる。
警察犬というとシェパードのような大型犬をイメージするが、警察犬の試験に合格すれば、どんな犬でも警察犬になることができる。警察犬には、各都道府県が飼育・管理し訓練をしている「直轄警察犬」と、一般の人が飼育・管理し訓練をしている「嘱託警察犬」がいる。
2015年(平成27年)10月、トイプードルのアンズ(雌、3歳)は茨城県警察の嘱託警察犬の試験に合格した。アンズは、飼育放棄され殺処分になるところを引き取られ、飼い主で指導士の鈴木博房さんに小さな物を探し当てる能力を見いだされ、同警察初の小型警察犬となった。
トイプードルのような小型犬は、大型犬に比べ、地面により近づいてにおいを嗅ぐことができるため、薄いにおいを嗅ぎ分けたり、小さな物を探すのが得意で、小さな遺留品を見つける時などに活躍する。持久力も大型犬と変わらない。また、大型犬に比べて、トイプードルだと怖がる人も少なく、捜査をしているのが分かりにくいという利点もある。
同警察のサイトを確認してみると、シェパードのほかに、トイプードル、ラブラドール、ゴールデン、柴犬などが嘱託警察犬として紹介されている。
リンク:茨城県警察、日本警察犬協会、ニッポン放送、YouTube、Amazon
2019/5/16
カテゴリー「生き物」