犬の首輪にはトゲトゲのスタッズが付いたものがあるが、このスタッズはオシャレのためではなかった。
このスタッズはもともと猟犬の首に付いていたものである。猟犬の天敵だった狼が犬の急所の首を狙ってくることがあり、スタッズはその攻撃から首を守るために付けられた。そのため、過去には現在のものより更に尖った首輪が使用されていた。現在では猟をすることがなくなったので、その形だけが残り、より安全なものになっている。犬の首輪のスタッズは、狼から身を守るために付けていた名残である。
ちなみに、スタッズ(studs)はスタッド(stud)の複数形で、飾りのための鋲(びょう)や、取り外しのできる飾りボタンなどを指す言葉である。飾りボタンはワイシャツの前やカフスに用いられる。また、靴や財布、ブレスレットなどにスタッズを装飾することで、ロックな雰囲気のアイテムになる。
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2019/6/3
カテゴリー「生き物」