「八王子」の地名の由来

「八王子(はちおうじ)」は、東京都の多摩地域南西部にある人口約57万人の市の名前である。2019年(令和元年)時点で、東京都で唯一の中核市に指定されている。

8人の王子に由来する

平安時代の913年(延喜13年)、京都から訪れた妙行(みょうこう)という僧侶が深沢山(後の八王子城)山頂の岩屋で修行をしていた。そこに牛頭天王(ごずてんのう)が現れ、8人の王子(八王子)を祀るようお告げをしたという伝説がある。

妙行はさらに修行を積み、916年(延喜16年)、深沢山を天王峰とし、周囲の8つの峰を八王峰とし、それぞれに祭祠を建て、牛頭天王と8人の王子を祀る八王子信仰が始まった。

その後、安土桃山時代の1582年(天正10年)を過ぎた頃、武将・北条氏照(ほうじょう うじてる)は深沢山に城を築き、その城の守護神として牛頭天王の8人の王子である「八王子権現」を祀り、その城を「八王子城」と名付けた。この城の名前が市名の由来である。

現在では「八王子」という地名は埼玉県や新潟県、愛知県など全国に分布している。これは現在の八王子城跡にある「八王子神社」が起源であり、牛頭天王と8人の王子を祀る信仰が広がる中で、八王子神社や八王子権現社が建立され、地域の信仰を集めるとともに、地名として定着していった。

八王子神社
八王子神社

リンク八王子市Wikipedia

2019/5/31

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カテゴリー「地理・地名

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