祝日のない6月に祝日があった理由

日本には多くの祝日があるが、6月は祝日がない月である。そんな6月に戦後一度だけ祝日があったことがある。

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それは1993年(平成5年)6月9日(水)で、この日は現在の天皇陛下(当時33歳)が皇后雅子さま(当時29歳)と結婚された日であり、特別に祝日となった。皇室の慶事がある日はその年に限り「祝日」とする特別法があり、これが適用された日である。

当時6月9日、東京の天候は前日より雨であった。この日には皇居にある宮中三殿において、国事行為として皇室の儀式「結婚の儀」が行われた。その後、当時の皇太子夫妻が結婚後初めて天皇皇后に会う儀式「朝見の儀」や、「ご成婚パレード」などが行われた。雨は夫妻を祝福するかのようにパレードの前に止んだため、パレードにはオープンカーが使用された。

ちなみに、現在の天皇陛下が即位された2019年(令和元年)5月1日(水)も特別法により祝日となった。祝日法には祝日に挟まれた平日は休日とする規定があり、5月1日が祝日となったことで、4月29日(月)の「昭和の日」と5月3日(金)の「憲法記念日」の祝日の間にある4月30日(火)と5月2日(木)が休日に変わり、10連休という大型連休が誕生した。

また、「即位礼正殿の儀」が行われる2019年10月22日(火)も祝日となる。一方、平成から令和になって「天皇誕生日」が12月23日から2月23日に移行する。現在のところ、12月23日は平日となる予定であり、これにより6月と同様に12月も祝日がない月となる。

リンクWikipedia

2019/6/10

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カテゴリー「歴史・文化

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